聞いて良いアドバイスと耳を傾けてはいけないアドバイス

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イライラ

転職活動が思うように進まない。

何とかしなければと焦る。

早く内定を取得する為には、手数を増やすことが大切だ。

遊んでいる暇はない。

思い詰めてこんな思考になったら注意が必要だ。

的確なアドバイスの条件

或る人が離職していて転職活動している。

その彼/彼女に声を掛けるとしたらどんな言葉が適切か。

転職活動を頑張ってね。

これが適切だろうか。

転職活動でもあまり無理はしないでね。

それとも、これ適切だろうか。

あなたはどちらが正しいと思うだろうか。


あなたがどちらかを正しいと判断したら、それは間違いだ。

判断の根拠

正確なところを言えば、いずれの答えが正しいかどうかは分からないはず。

理由は、この彼/彼女がどのような状態で、どのような性向メンタリティなのかが分からないからだ。

なまじ声を掛けられることが迷惑なのは、状況を見ずして言葉が発せられるからであることが殆どだ。つまり的確な言葉が選ばれていないということだ。

だから、あなたが耳にする転職活動についてのアドバイスは、実際には、どのような状況にある、どのような人に向けて発せられた言葉なのかをきちんと理解した上で、耳を傾ける必要がある。

総論はあなたについては意味を持たない

特に、大くくりの対象への言葉には注意が必要だ。既卒の就職希望者はとか、20代の転職希望者はだとか、これが30代でも40代でもそうだし、エンジニアはとか、事務系管理職はとかいった括りもそうだ。

転職に限らず、殆どの場合に言えることだが、総論は、個別の人にとって、全くと言っていいほど役に立たない。だから、特定の個人である、あなたに直接向けられた言葉、それも一般論でない言葉にしか耳を傾けてはならない。

具体例を挙げよう。例えば中高年の事務職は転職が難しいと言われたとしよう。それは一般的にはそうかもしれないが、あなたには良い転職先があるかもしれないということだ。

重要なのはあなたのこと

ピンとくるように喩えてみよう。あなたは或る村に住んでいる。甲村と呼ぼう。台風が来て、甲村は水浸しになると言う。避難勧告が出された。しかしながら、あなたが知るべきは甲村の中のあなたの家についての判断だ。地質の良い小高い丘にあるあなたの家は例外かもしれないということだ。

つまり、甲村を事務職一般であったり、経理や財務と云った単語に置き換え、あなたの家を、キャリアを持ったあなた個人と理解すれば良いということだ。

職務経歴書があなたを個別化

職務経歴書の存在は、単に十羽一絡げにして表現した「中高年の事務職」を個別化するものなのだ。要するに職務経歴書の中身次第で変わってくるし、人となり次第でも変わってくるだろう。

だから、何かあなたの転職について耳にしたら、必ずそれは一般論か、それとも個別化された、あなたに向けられた言葉なのかをきちんと見極めること。

意欲や気分も個別化の種

もう一つ具体例を挙げておこう。職務経歴書と云った転職活動のハード面では無く、転職活動の意欲や士気モラールといったソフト面だ。ソフト面は、職務経歴とは違った、個々人が置かれている個別の状況で、既に個別化されている。

例えば、転職活動に集中し過ぎ、煮詰まって憔悴している人に、「転職活動を頑張ってね」とか「転職は人生が決定する大事だから踏ん張りどころよ」もないだろうし、転職活動に実が入らず、気力を漲らせようとしている人に、「たまには遊びに行ったら」とか「時には気分転換も大切よ」もないだろうということだ。

アドバイスを役立てる

大切なことは、あなた個人に向けられたアドバイスを上手く役立てること。

そして、あなたにとって有害なアドバイス、つまり、あなた個人には向けられたもので無い場合や、あなたを単に苛々させたり意気消沈させたりするものには惑わされないこと。

転職コンサルタント

有益なアドバイスを得るためには、転職エージェントを利用するのが良いだろう。特にハード面、つまり職務経歴からみたあなたへのアドバイスをくれるだろう。転職コンサルタント(キャリアアドバイザー)が、あなた個人に向けて言葉を発してくれる。(¶ 登録したい転職エージェント

ウェブ情報

「考えて転職」のように、アドバイスが当てはまる前提条件をきちんと意識して書いたウェブ情報は良いが、ただ単に一般論を書き連ねた下世話なものは読まない方が良いだろう。(お勧め転職サイト ¶ 転職成功の素成功の転職活動 いずれのウェブサイトも実体験に基づいた説得力のある話が聞かれる)

判断

ここまで読み進めてくれた読者諸氏なら、既に有益なアドバイスと有害、或いは有害まで行かなくとも無益なアドバイスに惑わされることはないだろう。

あなたの転職の成功を祈る!