転職エージェントへの登録はこうする!


案内

合理的に考えればやり方は決まる

転職についてウェブではまことしやかに様々なことが言われている。

ほとんどが嘘だ。

あなたはあなたの頭で考えて真実を見極めなければならない。

デマに流されれば転職成功の可能性は小さくなる

転職活動では流されてはいけない。

流されれば、ロスタイムが生まれ、その分だけ可能性は縮まる。

誤った判断は可能性を減らすことに直結する。

特に転職活動の方法論だと顕著だ。

あなたがナイーブに

転職エージェントは何社に登録するのが理想ですか?

と「転職エージェント 登録 何社 理想的」とでも検索すれば、ご親切に何社が適当か教えてくれるだろう。

でもあなたはウェブ上の答えを鵜呑うのみにしてはいけない。

出て来る答えは決まって間違いだからだ。(¶ なぜ何社にも転職エージェントに登録することが必要なのか

根拠をしっかりと追い求めれば、答えが好い加減なものであることは直ぐに判る

必ず自分の頭で、しっかりと考える。そうすれば簡単には騙されない。

ウェブ情報の大半は前提条件が欠けている

ウェブ上に流布する情報は、ほとんどの場合、前提条件が欠けている。

或る人が、転職エージェント10社に登録していて、その内の1社か2社が時折、かろうじて求人案件を紹介してくれる程度といった状況ならば、もっともっと多くの転職エージェントに登録する必要がある。

一方で、転職エージェントに3社に登録したら、良い転職コンサルタントに出会い、求人情報を全て見るのに骨が折れるほど求人案件を紹介してくれる状況ならば、余裕のある時に、新たな転職エージェントへ登録する程度で良いだろう。

転職エージェントに登録するには何社が良いという具体的な数字の答えが出る筈はない。

少し考えてみれば直ぐに解ることだ。

だから

転職エージェントは何社に登録するのが理想ですか?

という質問に対する正解は、転職が成功するまでは、登録する転職エージェントは増やし続けて行くであって、何社という具体的な数字の答えは無い。

くれぐれも耳に優しい、楽に思われる言葉に騙されないこと。

あなたの目的は、お気楽に転職活動をすることではなく、転職を成功させることのはず。

転職エージェントへの登録の仕方

これから転職エージェントの登録の仕方を説明しよう。

初めて転職エージェントに登録する

先ずは大手転職エージェントや準大手転職エージェントに登録するのが良い。

それは保有求人案件数が膨大だからだ。あなたに合った求人がある可能性が高い。

特化型転職エージェントが馴染なじむ職種や業界なら

あなたがIT業界やものづくり業界(製造業)のエンジニア、財務会計といった職種、或は流通業界、アパレル業界といった業界に特化した転職エージェントが存在する領域での転職ならば、特化型転職エージェントもお勧めする。

あなたに合った求人案件がある可能性が高いからだ。

特化型転職エージェントが無い分野での転職ならば、大手転職エージェントに登録。

特化型転職エージェントが有る職種ならば、大手転職エージェントに加えて特化型転職エージェントにも登録したい。

間口を拡げておくことの有効性は以下で述べよう。

特化型転職エージェントについては ¶ 転職エージェントの選び方-ランキングや口コミ情報は時間の無駄 にも説明がある。

ひょっとすると特化型転職エージェントだけで良いのではないかと思う人がいるかもしれないが、それは間違いだ。

労は惜しむべからず

大手の総合型転職エージェントは様々な分野の特化型転職エージェントの集合体と捉えると分かり易いかもしれない。例えばIT業界で言えば、最大手のリクルートエージェントのIT部門は、IT分野の特化型転職エージェントより規模が大きいくらいなのだ。更に大手総合型転職エージェントは、特化型よりも守備範囲が広いこともある。お付き合いのある求人企業が幅広いということだ。

だから、大手総合型転職エージェントと特化型転職エージェントは併せて登録する。

ここでも思い出してもらいたい。労を惜しむというマインドよりも、可能性を拡げるというマインドを優先すべきだということ。(大丈夫だとは思うが、自覚が足りないと思う向きは「考えて転職」のコンセプト説明でもある ¶ 真剣に求める を一読いただきたい。)

[第一段階]大手転職エージェントに登録

直接応募に備える意味でも、職務経歴書の作成と質的向上を目指して、先ずは大手転職エージェントに登録する。

転職活動をはじめた直後は、職務経歴書を応募する企業ごとに手直し(編集)すれば良い水準まで仕上げることが先決だ。

その為には、先ず、大手転職エージェントで求人案件を紹介してもらい、紹介された求人に応募し、転職コンサルタントのアドバイスのもと応募書類を整える。

登録できる特化型転職エージェントが有る場合は、[第一段階]で登録する。

特化型転職エージェントによっては大手転職エージェントにはないメリットがあることもある。例えば、エンジニアであれば、フリーエンジニアも同時に検討できることなど。

登録したい転職エージェント

[第二段階]中小規模の転職エージェントの登録の仕方

中小規模の転職エージェントは、保有している求人に偏りがあるから、適当に登録してもあなたに合った求人がある可能性が大手転職エージェントより格段に低くなる。

求人案件ありきで中小規模の転職エージェントへは登録

従って、中小規模の転職エージェントに登録するには、転職エージェントが集まっているタイプの転職サイトで

  • あなたに興味を持った転職エージェントからのスカウト
  • 匿名開示されている求人情報を持つ転職エージェントにあなたからアプローチ

するのが良い。

いずれにしても求人案件があなたと転職エージェントとキューピット役だ。

「求人案件ありき」

大手転職エージェントへの登録は、きっと自分に紹介してくれる求人があるだろうという想定の下で登録する。

一方、中小規模の転職エージェントでは、紹介してもらえると想定して登録するには保有している求人案件数が少ない。

そこで、求人案件をもとに転職コンサルタントからスカウトされること、そして、自分から転職エージェントが保有している特定の求人に応募を希望して登録することを「求人案件ありき」と呼んだ。

求人紹介の可能性のあるところを見い出す

中小規模の転職エージェントは、取り扱っている求人に一定の傾向があるもので、あなたが応募したいと考えた求人案件を持っている転職エージェントならば、他にもあなたに紹介できる求人案件がある可能性がある。

先ずは中小規模の転職エージェントについては、転職サイトに登録しておいて、スカウトを待つ。

同時に求人検索して、あなたが興味の持てる求人案件が出てきたなら、その求人案件を保有する転職エージェントにあなたからアプローチすれば良い。

玉石混淆の中小規模の転職エージェント

中小規模の転職エージェントは質の良くない転職エージェントもかなり混じっているので注意は必要だ。

ただ、中小規模の転職エージェントの中には、群を抜いて良いサポートをしてくれることもあるので侮れない。

初めは中小規模の転職エージェントに関しては、スカウトメールを待つことにして、大手転職エージェントに登録するのが良い。転職エージェントに変な先入観を持たないためにも。

中小転職エージェントと出会うために登録したい転職サイト

リクナビNEXT

人材バンクネット

リクナビNEXTは、求人企業に直接応募でき、転職エージェントからのスカウトメールを待てる転職サイト。

人材バンクネットは、求人企業への直接応募はできないが、求人情報を元に転職エージェントへアプローチできる。逆にスカウトメールも届く。

無駄な待ち時間を作らないためにも転職エージェントは随時登録数を増やす

考えてみれば当たり前のことだ。

転職エージェントが持っている求人は、時間が経てば、新たな求人案件が補充されてくる。

だが短期的には、「紹介し尽し」という状態になる。次の求人の紹介が有るまでの間隔が長いこともある。

だから、ロスタイムを避けるためにも、余力がある時には、新たなる転職エージェントに登録する。

現状維持・安住は失敗の素

信頼のおける転職コンサルタント数人と付き合っている状態であっても、新しい転職コンサルタントに対してはオープンであるべきだ。

「これで十分」と云った閉じた発想は、良い結果を生まないのが、転職活動で、常に、新しいもの、newcomerニューカマーに対して開いていることだ。

正直なあなたの心

冒頭の質問

転職エージェントは何社に登録するのが理想ですか?

の背景は、大抵の場合、心の中では転職エージェントにもっと登録する必要性を感じているけれども、面倒だからもう十分だよと言ってもらいたいというあなたの弱き心が隠れているのではないかな。

あなたが十分だと感じているのなら、疑問は湧かない筈だ。

弱き心に喝

転職活動は億劫だ。おまけに傷つきながら、続けている面がある。自分を騙して手を抜きたくなる気持ちも分かる。

あなたの転職戦線はまだまだ拡大できる

でも、少なくともあなたは、あなたの転職活動がまだまだ拡げられる可能性と転職活動の奥行きの存在を確かに感じている。

さあ、時間がもったいないよ。早く先に進もうよ。万事休すとなってからでは遅いのだ。

登録したい転職エージェント

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